子ども 親父の会

三鷹ロケットプロジェクトの構想

きっかけは植松電機(北海道)の
社長植松努さんのTED×Talkです。

この動画がきっかけで
三鷹ロケットプロジェクト(仮)を
やってみようかと思うに至りました。

確かに、
「夢みたいなこと言ってないで、勉強しろ」って
おかしいですよね。
出来そうな夢しか見てはいけないのでしょうか?

僕の子供には、
楽しそうに人生を送ってほしい。

三鷹ロケットプロジェクト(仮)とは

着想

植松電機という会社が行う
ロケット教室にあこがれて着想しました。

「小学生の子供たちが自分で作った小さなロケットを
飛ばすことが出来たらすごいですよね。
しかも40m上空にまで勢いよく白煙を出し飛んでいくのです。

めっちゃ興奮して、
今後の小さな自信につながって
なんでもやってみる子供になるんじゃないか?」

そんな風に思ったら
楽しみでしょうがなくなってしまったんです。

何をするのか?

小学生が一人で一基のロケットを工作し、
出来ないところは出来る人を探し、
出来るところは手伝って、
ロケットを完成させます。

最後には発射台から
全員のロケットを1台ずつ打ち上げ。
発射ボタンは子供本人が押します。

失敗する場合もあります。
その時は
専門家が緊急手術をして
打ち上げ再チャレンジです。

ロケットはなんと上空40mに達して、
パラシュートで落ちてきます。
そのパラシュートを追って
子供たちは走り出します!
満面の笑顔で!

誰がやる?

親父の会でやる!
「学校でロケット?」と言われそうですが、
やってみたいものはやってみたい!

「どうせ無理」ではなく
「こうやってみたら?きっと出来る」を
生徒たちの実際のお父さんが体現したら
子供にもきっと勇気を与えられるのではないか。

おやじの会とは

「おやじの会」とは、
小学生の父兄が集まり、
PTAや学校と連携し、
子供たちの見守りや
行事を行う有志の会です。

子供たちは、自分の親が
ロケット飛ばそうとしていると
知ったらどう思うのでしょうか。

「大丈夫かなぁ?」
「出来るのかなぁ?」
「失敗したらどうするのかな?」

そんな不安や思いは
将来も違った形で
子供自身に降りかかってきます。
そんな時に
「きっと大丈夫!」
そう言って説得力ある大人になりたい。

一般的には一番近くにいる社会が親父(おやじ)ですから、
社会=大丈夫
を体現してあげる。

親父が「失敗しても大丈夫」
「挑戦しても大丈夫」な活動をしていたら
子供も社会に出ても大丈夫、
きっと楽しくやっていけると思うはず。

それが親父の会の役割だと思っています。

三鷹ロケットプロジェクト(仮)の進め方

時代の変換期

世の中は今、大きな転換点に差し掛かっています。
現代において大きな転換点はやはりインターネット。
インターネット前と後では全く世界の広がりが異なり
働き方や生き方も変わりました。

インターネット後の世界でも、
web1からweb2、
いまやweb3の時代に突入しています。

AIも一般化してきて
多くの仕事がなくなると予想されています。

そんな中、
三鷹ロケットプロジェクトは、
情報を共有し、コミュニティを作ることで
予想し得ない化学反応を実験していく場所となります。

ここではごく簡単にだけ「時代の変換」について触れます。
しかも僕の知識や見解なので
間違っていることもあると思いますので、
以下は、大雑把な話として読み飛ばしてください。

web1.0時代は、ごく限られた人が情報を発信し、
ほとんどの人は閲覧するだけの時代。

web2.0の時代は、SNSやブログが一般の人にも普及し、
大きなプラットフォームを介して、
相互に発信と受信が出来る時代でした。
ではweb3時代はどうなってきているのか。

web3.0の時代では、プラットフォーマーは必要なくなり、
直接個人がやり取りする世界です。
一部の大きな企業や国家、
コミュニティだけが持っていた権利が一気に民主化されて、
誰でも直接やり取りでき、
権利や資産が分配されていきます。
この分野は実は日本がトップになれる
可能性があると言われており、
政治の世界でも大きな直近の課題として検討されています。

その具体的な権利や資産とは、
たとえば、知識、お金、不動産、アートなどの動産、通信など。
これが共有されることで、沢山の化学反応が起きつつあります。
その化学反応を利用していくのが今の子供達なのです。

共有の時代

今後の三鷹ロケットプロジェクトの
着想から今後の展開、
活動内容を記録し、
子供たちに共有していったら
どんなことが起こるだろうか。

この活動はやらなくてもよい活動です。
しかしこのどうでもよい活動が
人の根本的な好奇心や意欲を育てると思っています。

そんなどうでもよい活動を
大人が本気でやっているのが
馬鹿馬鹿しくて良くて、
大人がやりたくなる無理なことの方が良い。

できないならば、出来るまで諦めないだけ。
出来るまでやるだけなのです。
その過程を子供に見せたいのです。

その情報や感情を共有している人たちが
自然とコミュニティを形成していきます。
コミュニティが発信し続けると共感者が出てきます。
さらに大きくなると、様々なスキルや知識を待った人が集まります。
そこで起きるのが化学反応です。
第2ロケット発射です。

コミュニティの時代

構想段階から承認、実行段階まで
全てをネット上で共有したらどうなるだろう。
今までであれば新しいことは外には出さず、
失敗しても外にはバレないことや、
成功したらノウハウが流出しないことが
定石だったように思います。

前述したように
もうそんな時代ではないですよね。
これからは共有して新しいものをドンドン生み出す。
発信することで、更なる繋がりで新しい価値を創造する時代。

時代の変換をこちらから迎えにいくくらいで、
子供の未来にはちょうど良いと思うのです。

新しい価値とは、何でしょうか?
現代は技術や情報が共有化され、
誰でも同じものが作れてしまう時代です。

一昔前は不味いラーメン屋もありましたが、
今やどこに行ってもだいたい旨い。
優劣や好みは多少あってもマズイラーメンには
出会わなくなりました。
サービスが均一化され、
新しいことをしてもすぐ真似されます。

そうなると安いところより
ワガママをきくところに人は集まりますが、
やっている方のコストは高くなり、
売る値段は安くしなければなりません。
困りますね。
そして今の日本はこの状態です。
そこで新しい価値の登場です。

三鷹ロケットプロジェクトは、
無くても良いものですが、面白そうではあります。
AIが仕事を代替出来る世界で
世の中に残るものは?
人に残された道は面白がるくらいではないでしょうか?
この新しい価値観を中心に集まるのがこのプロジェクトです。、

また今後の世界をどのように生きていくのか。
その実験場でもあります。
大人が実験台に乗り、
子供が見守りワイワイ言う。
それがこのプロジェクトのコミュニティで、
地元の子供達は唯一無二であり、
その地域に住んでいる事実も他にはありません。
そこでいかに楽しむのかが命題となります。
もしかしたらゆくゆくはロケットじゃなくなっているかもしれませんよね。

副次的効果

おやじの会の行事は、
毎年行われてきました。
そして、卒業生(現役中学生)が
お手伝いとして参加するのが恒例。
ボランティアの体験としても
年下の子と関わる貴重な体験を
提供しています。

ゴール

三鷹市にはJAXAがあります。
JAXAは、植松電機の実験場を借りて実験もしています。
世界のトップで働いている人たちが
もし今後微かでも活動に関わってくれるようになれば
近くにありながらも遠い存在であった
「世界」がより手の届く存在に思えるはず。

もし、そう思えたら、
子供たちは自然と出来るようになる。
「思うは招く」なので。
そうしたら、僕たちのこのプロジェクトは勝ちです。

「どうせ無理・・・」廃絶宣言。

夢を諦める方法

いつからか僕は夢を諦める方法を
身に付けてしまったのかもしれません。

学生時代、僕は割りと優秀だと思っていました。
テストではいい点も取りますし、スポーツも出来ました。

しかし、義務教育が終わり世界が広がるにつれて、
自分が狭いところで競争していたことに気付きます。

高校からは成績は右肩下がり、
大学受験もギリギリ滑り止まり。
そこから頑張って1年間の留学をするわけですが、
英語だけ出来てもしょうがない世界を見て、
世界に出ることを諦めました。

まだ綺麗で颯爽とした世界に憧れだけがあり、
その中の人がどれだけ失敗を
繰り返しているのか知りませんでした。
僕にはあんな才能や力はないから
どうせ無理と思うことで、
出来そうなことだけを目標にするという
術を身に付けてしまったかもしれません。

おじいちゃんの言葉

就職もうまく行かず、
とにかくお金を稼がなきゃと思い、
東京で働くのですが、
営業マンを使い捨てにするような会社。

自分で言うのは恥ずかしいですが、
僕は真面目で、始めたことを途中で辞めるなんてことは、
人として良くないと思い込んでいたし、
逃げ出す勇気もなかったのです。

しかし、
可愛がってくれたおじいちゃんが亡くなる間際に、
「早く辞めなさい」と言ってくれたことで
自分の中の何かが関を切ったように崩れ、流れ出しました。

おじいちゃんは孫に意見を
自ら言うような人ではありませんでした。
いつも褒めてくれました。
あの時の最後の一言だけがそれまでとは違っていました。
そしてその言葉が僕を救ってくれました。

「どうせ無理・・・」廃絶宣言

どうせ理想を描いても、
また失敗する。
失敗する姿は、みにくい。
失敗したらダメ。終わり。

逃げ出すことや、失敗することは
私の中では終わりを意味していました。
何とか今できる範囲で
挑戦せず、何とかなるようにしてきました。
頑張ってはいましたが、
妥協の連続でした。

だから、面白くなかったし、
何故つらいことをしなくてはいけないのか
理解が出来なかったのです。
人生をやらされている感じです。
「どうせ無理」と心の中では思っていました。

僕のような人生は
子供達には歩んでほしくないのです。

やりたいことだけじゃ生きていけない?
確かにそうかもしれません。
しかし、やりたいこともやりながら
別で稼ぐことはできるはずです。

植松社長の言葉です。
「出る杭は打たれるというのは、
権力者の言葉です。
他人より出っ張ると
少し遠くまで見えます。
すると他の出っ張る人と出会えます。」

仲間が出来れば、
一人でできないことも出来るようになります。
だからどうせ無理などとは、
思わないでください。

ロケットマイスターの発見

植松社長のTEDを聞いてから、
いいなぁ、そんな子供達に夢を与える活動に
関われたら良いなあと
思っていました。

でもなかなかそんな心が躍るような活動は
無いものです。
ボランティアと言っても
どうも腑に落ちませんでした。

ある時、「UEパートナー」制度なるものを発見。

自分で飛ばせるよ!

しかも「ロケットマイスター」になれば
どこでもロケット教室が開催できる!

ロケットを子供が作って、
40mも飛ばす?!
激アツ!と思いました。

これなら、子供の自己効力感も育めそうだし
何より、自分が熱くなれそう。

ちょっとした繋がりの奇跡

本当にしたいこと

子供が小学生になると、
「おやじの会」に入りました。
しかし、会社が忙しく心も余裕がなくなっており
活動に参加するには至りませんでした。

心の回復するために浪費したり
お酒が多くなり、
身体も悲鳴を上げ、
肝臓も数値が悪化。

余裕がないと姿勢を正そうなんて思わなくなるため、
腰痛が悪化。
子供も抱っこ出来ないくらいになりました。
治療にも多額のお金をかけました。

本当に悔しくて、
眠れないような夜もありました。
子供を抱っこ出来ないなんて
何の為に働いているのか
分からなくなってしまいました。

家庭への復帰

会社の仕事が落ち着き、
会社にも仲間が増えると
だんだんと「このままでは後悔する」という
感情が芽生え始めました。

まずは子供が大きくなるまで
抱っこしてほしいを言われたら抱っこできる身体を
維持するために
腰痛を克服しました。

今では中学生も抱っこしたり、
肩車も出来るほどになっています。

※腰痛を克服した方法と先生の紹介はこちら。現在作成中

親父の会に復活

子供の教育により深くかかわる中で
「おやじの会でもう少し子供のために
関わりたい」と思うようになりました。
忙しくて参加できないと言っていた
親父の会に復活しました。

それは、当初、罪滅ぼしもあったかもしれません。
ちゃんとできなかったお父さんを許してね
これからのお父さんを見ていてねという誓いにも似た感情です。

子供の成長を見ていると
もどかしいことがたくさんあります。
その時に子供のありのままを受け入れられず、
厳しい口調になっていたりしました。

親の期待で
子供の興味をそいでしまって、
自ら興味を持ったりする経験を
親である僕が奪っていたのです。

例えば、「くだらないことやってないで、
早く勉強しなさい」とか。

子供から多くのことを学びました。
だから、もっと子供と関わり
成長したいし、
可能性に満ち溢れた才能の近くにいて
刺激が欲しいのです。
親父の会はそんな機会に溢れています。

ちょっとした奇跡の繋がり

「植松電機さんのロケットを飛ばしたい」と
Twitterでつぶやいたとき、
フォロワーさんからリプライがありました。
「植松電機さんで学生時代に寝泊まりして
研究してました。ロケットを打ち上げるときは
協力させてください。」
というのです。

実際にお会いしたら本当に良い方で、
多くの方の支援活動をされていました。

また、その出会いも、
web3時代の新しいSNSである
discord内での出会いでした。

そんな出会いや、タイミングが合い、
今がやるときなのかなと思うようになったのです。

三鷹ロケットプロジェクトの現状

2023/5/27現在。
まだ私の頭の中でしか
始まっていません。

このブログをきっかけに何かが動いていくと
嬉しいと思います。

お読みいただきありがとうございます。

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